「秋葉原」外神田7丁目のキセキ
      

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「メイドさんを守れ!自分で守る!?」秋葉原メイド防犯組合設立へ

 6月6日の万世橋署での「メイドカフェ等防犯連絡会議」を経て、秋葉原のメイドカフェ、メイドリフレなどのメイドさんやメイドさんに類するコスプレ、妹、シスターなどのメイド系ショップの店員さんたちの身を守るために「秋葉原メイド防犯組合」が設立されることになった。

 この秋葉原メイド防犯組合は「守ろうよ わたしの好きな アキバだから」をスローガンにメイド産業として秋葉原の街の防犯活動を盛り上げていき、メイドさんたちが自分自身にとって働きやすい街づくりを自ら推進していくという。

 組合での具体的な取り組みは警察や行政との連絡、「メイド狩り」などの秋葉原に関する話題を配信するマスコミの取材対応などの窓口業務と、店舗・メイドさんへの防犯指導と大きく2つの取り組みを行う。まずは組合のサイト開設、協力店舗の募集を行ない、観光客が増える夏休み前に体制を整える。

 組合では組合に加入しないと防犯情報の共有ができないのではなく、防犯情報は非加入店舗にも積極的に開示し、店舗レベルではなく、一個人であるメイドさんの相談にも乗るとのこと。何よりもお客さんは安心してお店で楽しめるのはもちろん、そこで働くメイドさんも安心して働けるというのが組合設立の目的だ。

 発起団体はメイド整体サロン癒あmaiden、メイドさんによるフットケア&ラウンジくろすろ〜ど、そしてschatzkiste art maid cafe(シャッツキステ)の3店舗。特にシャッツキステはスタッフ全員が女性のため、この防犯組合の重要性を強く感じているようだ。

 先日のマスコミ各社はメイド喫茶での犯罪が増加していると報じた。実際にはTBSが「メイド狩り」と報じた犯人不明で自作自演説の濃い自称メイド喫茶での事件以降、万世橋署に被害届けが出されたメイド絡みの犯罪は同自称メイド喫茶での窃盗のほか、外神田1丁目での雑居ビルエレベータでの痴漢の計3件という。報道とは裏腹な状況ではあるが、大きな犯罪の起きる前に防犯体制を整えることはプラス要素はあっても、マイナスはない。警察も注目している今だからこそのタイミングだと思う。

(2007/06/12)

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